好きな事、好きなだけ Vol.08「インタビュー:鈴木りえさん & ゆかさん」

好きな事、好きなだけ Vol.08「インタビュー:鈴木りえさん & ゆかさん」

OTHERINTERVIEW

Profile:鈴木りえさん & ゆかさん

カリー屋MARU
〒760-0073 香川県高松市栗林町2丁目1−20

今回のインタビューの経緯は彼女たちの好意というか、何ていうか【粋】という言葉がキーワードになっています。僕と同じようにお互いに移住者で姉妹でカリー屋をスタートした姉妹と縁あって決してテレビやラジオ、雑誌の取材に応じなかった二人を特別に太田さんならと快く引き受けてくれました。
理由は簡単で太田さんならカッコよく書いてくれると思ったからということでした。そう事前にインタビューの内容や質問などは話してなかったのですが、基本的にセンスがよく似てると言ったらしっくりくるかな?
毎度、僕の取材する人々は基本的に仕事の内容なんてどうでも良いのです、それはとっくにプロとして確立されていた上でお願いしているものだからです。それは彼女たちも同意見であったのか、どうして? なんで? 今の仕事? そんな事を書いて欲しいとお互いに合致したから実現しました、そして最後のリクエストは僕の娘に写真を撮って欲しいとのことでした。それではどうぞ!!

太田:鈴木さんにとって仕事とはなんですか?
鈴木:生きがい。おばあちゃんになっても続けたいこと。

太田:今の仕事は好きですか?
鈴木:好きすぎる。(その逆で妹はほんとにカレーがキライ。笑)

太田:今の仕事との出会いを教えてください。
鈴木:南インドカレーを初めてたべて、はじめて自分で作った時。これを仕事にしたら、一日中カレーを作ることができる、なんて幸せだ。と思ったんです。

太田:今の仕事をしていて一番嬉しかった事はなんですか?
鈴木:お客さんたちがカリーを食べて喜んでくれること。毎週必ず来てくれるお客さんがいたり、あたたかい言葉をたくさんいただいたり。やりがい半端ないです。

鈴木さん

太田:今の仕事で一番辛かったこと、または悔しかった事はなんですか?
鈴木:仕込みや仕入れで実質休みがない。腱鞘炎になったり身体が痛い。それでもカリーを作りたい!

太田:これからもこの仕事を続けていきたいと思いますか?
鈴木:もちろん。体力が続く限り。

太田:あなたが大切にしている人や事があれば教えてください。
鈴木:「おもしろき こともなき世を おもしろく」
この言葉は心の中でほんとに大事にしてます。「つまらないなー、なにかおもしろいことないかな。」って待ってるだけではダメで、自分で面白くしなきゃ!と。家族、友人はもちろん大切ですね。

太田:最後に、自分たちより年齢が下の人達に仕事について伝えたい事があればどうぞ。
鈴木:安定イコール幸せと決めつけずに、本当にやりたいことや好きなことを仕事にするとゆう選択肢もあるとゆうこと。人生って遠回りすることも実はすごく価値があること!を伝えたいです。我々2人ともめちゃ遠回りしてたどり着いたカリー屋です!

太田:お忙しいところ貴重なお時間をありがとうございました!

案の定といえば 案の定の答えを読みながら、彼女達の作るカリーを思い出しながら、店構え、メニューにいちいち納得しながら込み上げてくるスパイスの余韻がよだれを誘うのです。
作り上げられるもの、それを口にした時のお客様の笑顔を想いながら日々チャレンジし続けることが彼女達の生き様なのだと、自分の娘が撮った二人の写真と似顔絵を見ながら、なるほど、、と妙に頷いてしまいました。

Writer's Profile

Text:太田幸弘(insta
香川県高松市西町でカスタム自転車屋を営む。好きな物、好きな事、好きな人との仕事について語ったインタビューなどをお届けします。
http://www.cakebikes.com/