塩江ホタル祭り

塩江ホタルまつり

OTHERREPORT

6月のひんやりと涼しい風と虫の鳴き声が聞こえる自然に囲まれた塩江町の行基の湯前広場で、今年も「塩江ホタルまつり」が開催された。

当日は明るい時間から、子どもからご年配の方まで多くの人達であふれており、会場横にある「行基の湯」に入ってきた、湯上がり姿の観光客も屋台やステージイベントを楽しんでいた。 屋台だけでなく、会場近くの道の駅でも様々なものが販売されており、中でも「しおのえふじかわ牧場」さんのソフトクリームは、牛乳のしっかりとした風味を感じられて、ソフトクリーム好きには堪らないおいしさだった。

屋台の風景

夜になると川の近くでホタルがほんのりと光り始め、「あっ!光った!」とあちこちでホタルを見に来た人達の声があがる。
ホタルたちの趣ある様子とは対照的に、特設ステージ前では、バルーンショーやよしもとお笑いステージなど、華やかなイベントで盛り上がっていた。

主催者の方にお話を伺ったところ「今年で38回目のホタル祭りは塩江4大祭りの1つである伝統的な祭りです。小さい子供からご年配の方まで、ホタル館でホタルを見た後に屋台やステージを楽しめます。地域活性化のためにもこの祭りをできる限り続けて次の世代へと繋げていきたいですね。」とおっしゃっていたのが印象的でした。
また、「40回目の祭りでは周年記念として、ちょっと派手にしようかなと考えてます(笑)。」と言われていたので、再来年の祭りには何か起こるかも!?と期待が膨らみます。

地域の人達が中心となってにぎわうこの祭りは、どこか温かく、アットホームな雰囲気に包まれている。
年を重ねるごとに魅力が増すホタルまつり、来年は私もゆっくり温泉につかって、屋台の焼き鳥をほおばりながらホタルに癒されたいな〜。

Writer's Profile

Text:山下 万由子(insta
デザインの勉強をする大学生。好奇心旺盛。暇があれば弓道してます。